日々是妄想

よろずジャンルなオタクの掃き溜め。地雷もないが節操もない。

「魔王」Vol.5

成瀬さんも直人もぐらぐら揺れてます、最終回目前。
心情描写が多くなったから、展開ゆっくりです。

葛西さん良い男です。
ミステリ読みとしては、あんなあからさまな証拠が出てきたら逆に無実だと確信しちゃいます(笑)。ヒネてるなぁ。
失うものはあったけど、殺されたりしなくてほっとした。

この復讐において、罪の軽い順に秘密暴露→殺人犯→死なんですね。
お父さんが一番罪重い気もするんですけど、殺害しなくても亡くなられるフラグ立ってますね。どうするんだろう。スキャンダルが死よりもきつい罰になるから、これで済むのかな。

成瀬さんの罪といえる罪って、空ちゃんのお母さんの件くらいな気がします。
逆にいえば、これは言い訳効かない悪ですよね…。
その辺もどうなるのかな。
この件を立件したら、何の罪になる? 殺人教唆? 主犯扱い? 予告してるの成瀬さんだから、主犯かな。


この巻の成瀬さんは動揺しっぱなしです。弁護士してるときの能面が逆に新鮮。
そんなに動揺するくらいなら、どうして止まらないの。不器用すぎるよ。
芹沢家の人たちも、皆不器用すぎる…。

しおりは本当に天使だ。
ほんとに、なんでそんなに自分を傷つけるのー。幸せに生きるっていう選択肢を自ら切り捨てることない。

ものすごく今さら、この話は「罪と罰」なんだと気付きました。成瀬さんが教会に入って行くところで…。