日々是妄想

よろずジャンルなオタクの掃き溜め。地雷もないが節操もない。

「魔王」Vol.6

終わっちゃいました…。

散々迷ってたDVD、購入しました。
最後まで見てから決めようと思って、注文したけど支払いしてなかったんです。でも最終話見て、公式サイトの裏魔王読んだら特典映像がどうしても観たくなって…。

続きはネタバレですよ。

話の展開というよりは、音楽に泣かされました。
truthが流れてきて泣いて、領の真意に気付いて泣いて(ここはストーリーにやられた)、賛美歌(?)が流れて泣いて。
「死ななきゃいけない」というのがね…。もうね…。

最後の最後に友情が芽生えて、そうきたか、って納得でもあったんですけど、戸惑ってちょっと笑いそうになりました。
2人並んでるところも、感動しつつも突っ込んでしまいます。パトラッシュか。
良い音楽流してくれて助かった…素敵な場面がお笑いに見えてしまうところだった。

子犬のような目とか、しおりの手をつかんだ時のときめきとか、山野への優しい態度とか。
どこにもいないなんて嘘だよ、愛情とか絆とか、十分持ってるじゃないか。空ちゃんやお姉さんに見せた優しい微笑みが嘘だとは言わせない。
ああもう、書いてて思い出して泣けてきちゃうじゃん。馬鹿ー。他人諭す癖に、なんで自分にはそんな頑なに厳しいの。


しかし、本当にすごい。納得しつつお約束の展開でありつつ、予想の上を行く。
もう、凄いって言葉しか出てこない。思い返せば返すほど、伏線が絶妙。

このドラマを見て、実写もいいと思えるようになりました。二次元しか興味なかったんですけど。
実写だと人が実際にできる表現に限界があるから好きじゃなかったけど、演技が素晴らしいと更なる凄味が出せるんですね。
この話を小説で読んでも、確実に好きにはなってたけど、ここまで胸を打たれることはなかったでしょう。絶対的にボリューム足りないし。


BGMに暗い曲を集めたプレイリスト流してるんですけど、「and I love you」ってすごい名曲ですね。と改めて思った。
暗い曲じゃないけど、まっすぐだから切なくなるんですよね…。
失恋したときに作ったリストだから、余計に泣ける曲だったんですけど。今の気分にもぴったりだった。領としおりで。