日々是妄想

よろずジャンルなオタクの掃き溜め。地雷もないが節操もない。

「とある飛空士への追憶」

 映画観に行ってきましたー。原作は未読です。でも気になってた小説ではありました。映画館に足を運んだのは、神木くん目当てだけど。

 とにかく画が綺麗でうっとり。ストーリーは予想外のことは何も起こらなくて単調ではあるけど、その分画で魅せてくれました。文句つけるなら、BGMが五月蝿かった。いちいち盛大な音楽鳴らさなくていいよ、こんだけ画面が綺麗だったら。
 神木くんの声も素敵でした。本当に低くて落ち着いた喋り方で、注意して聴かないと神木くんだって分かりません。こんな声も出るんだ。ファナの声も役のイメージに合ってて良かったです。


 続きからストーリーに関する感想。ネタバレの恐れあり。

 シャルルが本当、格好良過ぎですよね。卑しい身分の若者と婚前の令嬢の2人旅なんて、どんな非常事態であっても現実なら絶対実現しない…。
 ファナも可愛い。最終夜では完全にファナに感情移入して、シャルルのこと「ずるい男!」って思いました(笑)。鉄壁の自制心だな。優しいだけじゃ駄目っていうのは、こういうときのことを言うんだよ。
 しかしファナは冒頭とラストで性格変わり過ぎです。「お嬢様」の皮被ってただけで、本当は明るくて真っ直ぐな子なのかな。
 そして千々石さん(サンドイッチマンの方が声当ててるキャラ)が格好良過ぎて…! 声も本当にイイ。何故声優にならなかったのか。

 映画誌とかのインタビュー、ネタバレし過ぎです…。全部ストーリー読めちゃったじゃん。意外性のある話でもないし原作あるから多少ネタバレしても大丈夫、ってことなんでしょうか。ストーリーが分かってしまったからと言って面白さが減るような作品でもないですが。
 日本映画マガジンで話題になってたラストシーン、私なら全部やったと解釈しちゃうけど。神木くん若いのにシビアだね。シャルルのことよくわかってるからそういう判断になったのかな。確かに神木くんの答えの方があり得そう。


 良い作品でした。もう一回観たい。
 そしてスカイクロラ読みたくなった。