日々是妄想

よろずジャンルなオタクの掃き溜め。地雷もないが節操もない。

親愛ストーリーと育成ストーリーの感想

1周年のときには過去スト読めるようになると期待しているので、その前に今読んだところまでで印象記しておこうかと。
※書き始めたときはアニバイベの詳細がわかっていませんでした。

現在の進捗:
メインストーリー読了
親愛ストーリー全員読了
育成ストーリー読破率9割弱

イベストはひまわりのエチュード以降読んでいますが、今回はイベストのネタバレしないように書くつもりです。

全員書くつもりだったけど中央、北、東までで力尽きました。

オズ

オズの親愛ストとオズの爪痕をあわせて読むと、世界征服時代のオズはなんというか、傲慢だと感じるけど、
まあ世界最強なので世界を恣にする力持っているからな……仕方ないよな……と思ってしまう。
ムルに対してもだけど、見合うだけの力を持っているなら、というか自分のできることであるなら、何をやっても構わない、止める権利はないし、と思っている。
やった事象自体に腹を立てることはあるけども。

アーサーを育てて愛を知ったことは、幸福なのだろうか。
愛を知って、オズは弱くなったんだろうか。
オズの親愛はフィガロの親愛と対にして読むとしんどさ∞……

他のスポットでもそうんだんだけど、
サブエピのオズは賢者様のことを気遣ってくれていることが伝わってきてあたたかい気持ちになる。

アーサー

アーサーは本当の故郷をオズの城に見ているけど、気質はめちゃくちゃ中央の魔法使いだから、
北にシンパシー感じている話をされるたびにそういう自己認識なんだ、と意外に思う。

人格形成期に王族としてではなく魔法使いとして育てられてきたのに
城に戻って数年で立派な王子として公務をこなし城の者からの信頼も篤く、
戻ってからすごく努力したんだろうな……

愛してるゲームで照れたシノというのがめちゃくちゃ気になる。
照れるの? 自分は臆面もなくなんでもやってのけるくせに?
それはヒースクリフ相手だからそうなったのか、他の相手でもそうなるのか、
傍目にわかるほど照れたのかヒースにしか読み取れない感じなのか、
気になる…………

カイン

カインの親愛ストーリー、カインらしい真っ直ぐな親愛を感じてとてもいい感じだったのに、
最後が不穏すぎてほんとやめてほしい。
オーエンは、自分では意地悪を言っているつもりなんだろうけど、
実際にそうなってしまったらオーエン自身が傷つくだろうこと、
それをなんとなく感じているから意地悪を言っているんであろうところがほんといやだ……
しんど…………

100年に一人の逸材だったにしても、22歳の騎士団長は若すぎやしない?
いくつで騎士団に入ったの?
27歳くらいで、見た目年齢は数年前から変わってないのかと思っていたのに。
うちの賢者様は25歳大卒社会人の設定なので、賢者様のほうが年上になってしまう。
就業年齢の違いとかで、こちらの感覚のまま測る必要もないんだろうけど。

あの世界の「大人」と「子供」の境界も気になる、国によって違いそう。
南が「子供」の概念がしっかりあって、他の国は「小さな大人」な感じだけど。
子供が働く世界のようなので。
でも東でもシノが「子供だから」と許される場面があったし、シノ自身も子供扱いに不平を述べることはあっても自分が「子供」の分類である自覚はあるようなので、
そのへん微妙だなあと思う。
子供だから、と許すし、子供であっても保護者がいなければ自分の食い扶持は自分で稼ぐべし、なんだなあ、という……
(ビズログ読んだので余計に)
現代日本と、なんら違いないなあ…………

リケ

リケの危うさは、価値観の多様性を一切知らずに生きてきたことが第一なんだけど、
リケ自身の素養として結構怖いところあるよね……えすっけを感じる。
攻撃魔法を禁じていた点においては司祭様正しかったんじゃないの。
自分の判断で、使わないことを選択しないと意味はないけど。
外の世界の誘惑を知っても、規律正しくあろうと努めていること、
一義的に正しさが決められないことを知って不安になることを受け入れていること、
えらいなあと思う。
先生がいいんだよね。魔法舎みんなで見守って導こうとしているところが好き。
リケの教育に関しては、外の世界の楽しさと自分で考えることを教えていこうという方針で満場一致しているの、まほやく自体の価値観が出ていて好き。
ネヴァもアイナナもその傾向あるけど、大人は子供を導く義務がある、という思想が根底にある感じ。

既知の遺跡での東の魔法使い可愛い。
シノとヒースのやりとり見てファウスト笑い転げてたんでしょ……可愛い……

スノウ・ホワイト

最初に読んだ親愛ストーリーがスノウだったものだから、まほやくくん怖い!!!となった。
こんなに怖いのスノウのだけだった。
スノウがホワイトを殺した、という話は氷の森で知っていたし、
事前情報でなんとなく知っていたから、それ自体はとくにどうということもなかったのに。
ムルを連れて、オズに謝りに行った、シャイロックの行動が、
どうしたって合理性に欠いていて、
もしオズがムルに対して怒りを抱いていたなら火に油じゃない?
関係ない第三者に連れられてしぶしぶ謝りに来たなんて。
ぜったい、ムル自身に謝意はないでしょう。

ムルに謝罪を求めた時点でムルのせいにしていること、
オズのところに行くのは誠意でもなんでもなく、命乞いでしかないこと、
一緒にオズの城まで行っておいて、自分は関係ないと言うところ、
余裕たっぷりで教養深く矜持の高い西の魔法使いであるシャイロックが、
理屈の通らない命乞いなんてして頭を垂れたこと、
すべてがいやだ。
所詮は私の理想の押しつけなんだけどね?!

ホワイトはスノウの思念体なのでは?というのは私も当初考えてたけど、
死後に行動や考え方がずれてきたそうなので、ホワイトはホワイトなんだな。
ホワイトがスノウに執着した結果心中しようとしたのは、ムルが声をかけたのがスノウだったからで、
ホワイトに声をかけていたならスノウがホワイトに執着していただろうと言っていたけど、
逆ってことはメタ的にありえなさそう。tsm先生だし。兄に異常に執着する弟。
執着を見せるのは弟だけど、兄のほうが案外弟の執心に依存しかけているの、
アイナナでも見たことあるぞ……

親愛ストーリーの傷が癒えた頃に氷の街が来てまたダメージを食らったんだけど、
その話は前にブログ書いたからやめておく。
前のブログ書いたあとに「ホワイトの評判」が解放されて、追撃食らったりした。
なんで、なんでここで聞き役にラスティカ持ってきたの?!
全然否定せずヨイショを肯定するラスティカ、ラスティカ自身に他意はないにしてもこわい。

読み返してみると、氷の森と氷の街は展開も対になってるんだよね。
人間と魔獣、救済と破壊。

ミスラ

北祝祭読んでない身なのであれだけど、
チレッタがもういないことをちゃんとわかっているミスラのことが愛おしい。
いつも殺し合いしているオズだけど、オズがいなくなったら自分はさびしくなるだろうと、
言語化はできなくともわかっているミスラのことが好きだ。

人間のことはわからないなりに、賢者様が喜ぶことをしたい、という感情があるところも好き。
死んだら困る、という以上に気にかけてくれるから。

このひとの行動原理、シノとさほど変わりないな……?と気づいてしまってから
可愛いと感じる気持ちが止められない。
推しとはまたちがう気持ちで大好きですミスラ。

オーエン

ミスラとの因縁はなんなの?
騎士をやたらと気にしているのは、カインを気にしているからなのか、 「騎士」に思うところがあるからカインが気にかかるのか。
なんにもわからないですオーエンのことは。
親愛ストーリーで何にもわからない理由はわかったけど。

ブラッドリー

ボスかっけえ。
でもネロ相手になると弱気になるんだよな……
ネロの話を聞く感じだと仲間の一人という印象だったけど、
ぜったいそんなわけないじゃん……
ブラッドリーくらい強くてトップに立つ才能のある人に、相棒とまで言わしめてるんだから……
ネロの自己評価まじで参考にならない。

ファウスト

優しいんだよなあ……
どん底まで傷ついてなお他人に優しくあれるファウストが好きだ。
ファウストの親愛ストーリーめちゃくちゃ好きなんだけど、「優しいなあ……」以上のことが言えない。

しかしなんで猫好きを頑なに隠すんだろう。隠せてもいないのに。

シノ

スノホワ親愛で受けたショックを癒やし、その後もしんどいときに読み返しては泣いて泣いて、最後にはあたたかな気持ちをくれる、大好きなストーリー。
ずっと変わらず一緒にいたいという願いはヒースと共有しているけど、それにしたって、ヒースの意向も汲んでくれとは思う。 メインストーリー時点でシノが苦手だった理由が勝手にヒースの人生に手を突っ込んでくるところで、
親愛ストーリーで生き急ぐ根拠が提示されてその理由自体には納得したけど、それにしたって、こっちの話も聞いてくれ。この牡羊座め。

焦っているから、というのもあるけど、そもそもシノは自分の欲しい物は他の人にとっても価値があると信じて疑っていないところがあるよね。
カブトムシの交換レートが高いのは小学生男子の間だけだよ!

もともとはヒース→シノの色が濃かったそうだけど、シノがヒースに執着したことで、シノのしんどさは増した気がする。
何も持たない自分が何かを手に入れて何者かになるために突き進むだけなら、シノにはそれだけの力はある。
ヒースを望みに組み込んだことで、今のままの自分たちのまま一緒にいたいヒースの願いと衝突するようになってしまった……
でもヒースはすでにたくさんのしあわせをシノに与えてくれているので、
オズと一緒だよな、愛を知らずに己の強さだけを頼りに生きるほうがしあわせだったのか。
世間的には愛を知らずに生きることは寂しい、不幸だと言われるけど、
愛は諸刃の剣なので知らずに生きていけるならそれはそれで選択肢としてはありだと思う。
無理して手に入れるものでもないと思うんだけど、ねえフィガロ

盛大に話が逸れた。
結局、世界一幸福な魔法使いになってくれ、これしか言えることはないです。

ヒースクリフ

ブランシェット城のメインエピソードめちゃくちゃ好き。
シノが眩しい。
自分なんか、と思ってしまうヒースの気持ちに寄り添える大人組と、それを強引に打ち破ってくるシノ、
この東の国のバランスのよさ大好き。

サブエピの「泣いた理由」もとてもいい。
これが開放された日、仕事中もずっと思い出しては泣いていた。
シノが好きだ…………

ヒースのほうが約束に対するジレンマが深かった。
ヒースが魔力をなくしたいと思っていること、シノは気づいているのだろうか。
魔法使いであることを厭っているのは知ってるだろうけど。

ヒースのほうが社会を知っているから、シノの強引なやり口は危険だと言う。
でも王室との力関係の方向からシノを説得したってそりゃ聞かないよな……
そういうのをねじ伏せて、誰にも文句を言わせない力を手に入れるのがシノの望みなんだから。
ヒースにはうまくシノの手綱を握って、ずっと一緒にいられる道を見つけてほしい。

ネロ

ネロの気の遣い方、本当にたまらない。
誰相手でも一定の距離を置いて、でもずっと気にかけてくれる。
ファウストや賢者様も同じように気の遣えるひとだから、ファウストとネロ、ネロと賢者様、ファウストと賢者様の会話はとても優しくて、優しすぎてなんだか哀しくなる。


力尽きました。ここまで。
好きに書いていったら全然ストーリーの感想じゃなくなっている。
まあいいや。

やたら自分語りに寄っているのは、俯瞰的な考察なんてできないから、というのが大きいけど、
最近のSNSで「主語は『I』で語れよ!」と思うことが多いから、自分がどういう人間で、だからどう感じたか、ということを書きたいなと思って。
昔は考察読むの好きだったんだけど、だんだん、人の気持ちを分析してわかったように話すこの人は一体何様なんだ……?という疑問を持つようになってしまった。