日々是妄想

よろずジャンルなオタクの掃き溜め。地雷もないが節操もない。

烏の緑羽

久しぶりに、心穏やかに読める展開でした。
雪哉推しだけど雪哉がいないほうが心穏やかに読める。

 

 

長束お兄様、気位は高く宗家長男として申し分ない能力を持ち、弟のことを愛していて、理想的なお兄様なのだけど、どうにもこう、チョロい!
という今までの懸念が総ざらいされた。

翠寛先生が中央に戻ってきてくれたのも、心穏やかになる一因です。
正しく雪哉を止めようとしてくれる、貴重なお人なのに雪哉自分で追い出すものだから……
雪哉を長束お兄様にしたみたいに矯正するのは難しくても、せめてあまりのむちゃは止めてやってください。

若宮が雪哉のことをきちんと認識していたのも救いだけど、それはさすがにそうだろうと思ってたので(わかってなかったのなら何が金鳥だ)、嬉しかったのは翠寛先生にも伝わったことです。
だからといって雪哉の業は変わらないんですけどね。わかってたほうが止めようあると思うので。

翠寛先生が戻り、姫宮も戻ってきたからには、いよいよ雪哉も好きにはできないんじゃない?!と思ってわくわくしますね。
我々は単のトラウマであけびのヤバさをよく知っているけど、権力を握ったあけびがどう振る舞うのかはわからないので、あのあとのあけびのこともがっつり書かれるかと思うとそれもわくわくしますね。

楽園の烏って時系列でいうとどのあたり? 姫宮戻る前?
これよりあとの話で雪哉があれだったら絶望しかないので、こっちのほうがあと、だよね?
あの巻はきつくて読み返せてないのだけど、復習するなら今だという気がする。